「正論と規範の子」に関する考察【前編】

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はじめに

いつもご覧いただきありがとうございます!

今回のテーマは、界隈にたまにいる「正論や規範に沿う力が強い」というメンタリティを持つ方についての内容です。

私まるも直近で個別やイベントなどでときたまこのようなタイプの子たちを見かけます。

親や学校、その他習い事の先生など周囲の大人(=権力者)の言うことやこうであってほしいという雰囲気がそのまま本人の思考回路にも組み込まれているような印象をうけるのです。

基本的に聞きわけも良いハキハキした子という印象なのですが、マンツーでどういう考えをする子なんだろう?と話をしてみると、まさに立て板に水、といった感じでそれこそザ・正論といった旨の意見を披露してくれます。

原文ママではありませんが、「(不登校の子が)そもそも学校に行かなくてもずっと逃げ続ける訳にもいかないんだからどこかしらで結果を出す必要はあるでしょう」とか、「親がダイエットすると言いつついつまでたっても運動は始めないし食生活は変えない。そういう姿を見ていると本気でやる気があるのかって気になるしそういう遺伝子を自分も持っているかと思うとガッカリ」とか、そういう、ある種有無を言わさないような雰囲気。なんだか聞いているこちらがゴメンナサイ、、と言いたくなる未成年の主張。

ちなみに、その言葉尻の切っ先の鋭さに自覚があるかどうかはその子による印象です。

今回は、あくまで私の観測範囲内ではありますが、このような子たちについて色々考えていこうと思います。

正論と規範の子、もう少し掘り下げていきます

このような子たちは、大前提自分でものを考える頭の回転数があり、かつ秩序や大人の顔色をすごく見ますので、「利口」という言葉がよく似合う子たちだな、と常々思います。

また、このような子たちが苦手とするのは、集団の中でわーっとはしゃいだり、自分はこうしたい!という主張の強いタイプの子たち。

クラスメイトや、なんならオフ会の場であっても、「やめればいいのに、なんでそんな大人を困らせるようなことするの?」といったような冷ための目線をテンション上がっている同年代に向けている子も少なくありません。そこから、「大人はどういう風にうごいたら喜ぶかな?」という良い子方面に行く子がいたり、あるいは「自分がこういう風に動いたら周囲はきっとこう反応するだろう」と算段を立ててる子がいたりします。

正論と規範の子たちにもはしゃぐ心が無い訳ではありません。好きなこと、面白いことについて話す時はテンション高めで来てくれる印象です。さっきまで冷ややかな目線を浴びせていた子たちとも一緒に遊んでいる、という時もあります。

しかし、自分がノビノビふるまうことで誰かが割を食ったり、場の雰囲気が乱れるのであればそれは違うよね、という勘所が小学校低学年くらいで既に内在化されているのです。

正論と規範の子はなぜかどこか危うい~自戒を込めて~

正論と規範の子は、その場を仕切る人の意向に沿う姿勢はあまり崩さないので、いわゆる優等生的な雰囲気を纏っていることが多いです。そして、あまり集団の中でその子がトラブルメーカーになるということはないのかな、と思います。なんせ、調和と秩序を愛する彼ら彼女らが一番嫌うのがトラブルな訳ですし。

大人からすると、あまり直近で心配することもないだろう…なんなら他の子の世話でもしてくれないかな、とともすれば見てしまうような印象を与えるのではないかな、と思います。少なくとも知的に問題はないですし、検診で引っかかるのとも別でしょうし、表面的に全く友人がいないという訳でもないことは多いはずです。

ただ、かつてこのような子どもであった身として、このようなメンタリティ特有の「危うさ」はある、と言いたいし、根っからの優等生タイプではないよ、とも感じるのです。

まず、可愛げが無い。子供に子供らしさとか求めるタイプの大人とは相性が悪い(おっと、つい私情が…w)

それから、挫折した時の融通が利き辛い。大人の良きようやったのに、当の大人からはあまり感謝されなかったり、「キミにも改善するところあるよ?」とか言われちゃったり。もちろん、打ち込めることがあるのはそれ自体が素晴らしいですが。

また、「正論と規範の子」の中には、場を仕切りたい!という気持ちがあるタイプもいますね。自分はこのように皆を率いたい!という気持ちこそあれ、従う側が乗ってくれないとか(残酷ですけど、同年代間における「コイツの言う事なら聞くか」みたいなのって、内容ではなく誰が言うかが大きいですからね)。で、煙たがられてしまうとか。

元々の性として周囲の期待に応えたい!というアンテナが強い星の生まれであるほど、人間って無秩序で、カオスで、わがままで、傲慢で…時と場所によって良いとされる規範もガラリと変わるんだぜ、努力すればいいってもんでもないんだぜ(努力そのものは立派な事だけど)ということを、こういう路線の轍を踏みまくった身としては、ぜひとも反面教師としてお伝えしていきたい所存です。

世の中やんちゃな子がいるんですから、その逆だっているという感じですよね。

おわりに

この記事は次回につなげます。

次回はこのような「正論と規範」タイプの子たちがどのように世の中を眼差したら自分の思考力の鋭さを否定することなく、かつ周囲とお互いの意見を尊重しあえるのか?ということについて考えていきたいと思います。

では、今回はここまで。お読みいただきありがとうございました!

後編はこちらから。

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