小学校まで編はこちら
中学
中学受験をして入った中高一貫女子校に入学します。
まず、中学。頑張っても頑張っても成績はなかなか思うようにいきません。
「勉強で結果を出す」ことを心の拠り所にしていた私は定期考査の度に非常~~に落ち込んでいました。寝るのが遅くなったときは、沢山髪も抜いていてしまった記憶です。部活はゆるい運動系と文化部を兼部していました。
幼稚園のころから小5まで習っていたバイオリンを習いなおしたいと親に頼むも、なんだかんだ成績面の関係で習えなかったのも苦い記憶です(もっとも、この件に関しては後日親と私の間で認識がズレていたこともわかったのですが)。
今にして思うと、何かしらの形で他者からの承認がほしかったのでしょう。まぁ、中学時代って何もしなくてもそういう時代ではあるんですけどね。。
高校
ただ、志望校が決まってからは高2で一気に成績をV字回復させ、大学受験では現役で志望校への合格を果たします。上京したのもこのタイミングでした。
模試の結果に一喜一憂する周囲をしり目に、我流を貫く私の私による私のための受験勉強は基本楽しかった記憶です。
今から思うと、他者承認(偏差値)と志望校の校風(目指すもの)と手段(勉強)が奇跡的にかみ合っていたゴールデンエイジでした。will・can・mustが揃っています。ぜひともまた来てほしい波です。
一方、急激に成績が上がったことで「周囲を蹴落とした」「成果が出る=他人を悲しませることにもなる」という感覚が受験が終わった後もだいぶ残っていたことについ最近気づいたのですが、けっこうこういう思考のブロックというか、そういうのができやすい頭をしているんだろうなぁと思いますねー。
人と比べてどうのというのは受験のシステムであって別に私が何かしたわけじゃないんですけどねぇ。それに・・・どんなに順位を上げようが、しょせん一人分のスペースしか埋まらんですし。
話がそれましたが、この期間の抜毛症との関係としては、部活を引退した高3の春から受験にかけてはウィッグをつけていました。
見た目に現れていたというよりは、机に向かう時の集中力を邪魔されたくないというのが一番の理由でした。
ちなみに、いつか記事にしようと思うのですが、個人的にはすごく集中しているとあまり髪に手はいきません。中途半端に集中しようとして、でもできない時が一番キツい気がしますね。
なお受験後は地毛で生活することとなります。
大学
さて、大学生活。さすが同じような(?)人達の集まる環境なだけあり、私の大学生活は総じて平和でした。友人たちにも恵まれました。
講義に、バイトに、サークルで日々を過ごす、幸せな大学生でした。
ただ、この時期の限界はあまりにも人間関係が平和すぎて逆に「このままではいけない!」と考える機会がなかったこと。
フツーに楽しい学生生活を送れちゃうと、切実に自分の暗部について考える相手も言葉にも、そして興味を持つ学問にもなかなか巡り合えません。
いや、学問自体にはきっと出会えていたのですが、当時の私には恥ずかしながら刺さりませんでした。何事も、目指している時が一番キラキラしているのです。
もちろん抜毛行為も続いていましたが「考えたところで進むものもないし、ネットで検索してもピンと来ないし、経験上心療内科で話してもストレスですねとしか言われないし・・・」という解像度でした。その点、ここ2~3年で、抜毛症に関する発信もずいぶん増えたように思います。
就活
転機は就活。
3年の夏から抜かりなくOGOB訪問、インターン、面接練習、ESといわゆる「就活」をやるも、なかなか内定が出ず苦戦。「なにかが周りとずれている、でもそれがなぜかわからない」とメンタルのバランスを崩してしまったタイミングもありました。
7月ごろからそれまで受けなかった方向性を考えた時、リゾートバイトや家庭教師といったバイト遍歴から「興味ある商材、お客様と直接接する・・・そして髪を抜かなくて良いところ」という結論になり、なんとかホテル業界の内定を得て卒業しました。
また、就活を経て実家にいることにもストレスを感じるようになってきました。新卒で入社した直後に一人暮らしを開始したというのも、大きな転機となりました。
今はたまに顔を合わせるくらいですが、関係はずいぶん良くなったように思います。
距離感ってとても大事です。
中学~大学卒業編はここまで。社会人編に続きます。