6/1開催 「女性ギフテッドの成人当事者・保護者でお話しする会」レポート

un-veiling

はじめに

本記事は、2025/6/1に都内で開催された「女性ギフテッドの成人当事者・保護者でお話しする会」のレポートとなります。

これまでもオンラインでは特定のテーマのもと「女子・女性の」という話をするという場を設けてきましたが、対面でのイベントは今回が初めてでした。果たしてどの位の方が参加してくれるのか…!?と私もドキドキでしたが、なんとほぼ満員という形のご参加をいただきました!

それでは、当日の内容についてさっそく書いていきたいと思います!

会の概要

今回のイベントの参加対象は「20歳以上のギフテッド女性の当事者」「女の子のギフテッドの親御様」。特にFSIQなど数値面での制限はかけずに、ご自身/お子さんにそのような傾向があるかもな、とお感じの方であればどなたでも参加OKとしました。なお、今回は会場のキャパシティの都合と、親御さん方が気兼ねなくお話しできるようにという観点でお子様の同伴はなしという建付けにさせていただきました。当日は6名ずつのテーブルに分かれていただきました。

当日のタイムスケジュールは以下の通り。私の紹介ののちに、同じテーブル内の方々でテーマに沿ってお話ししていただくという流れで進行しました。

・まるの自己紹介・活動内容紹介

・トークテーマ①:過剰適応について

・トークテーマ②:ご自身/お嬢様の深堀りしていること

・テーブルごとの話した内容の共有

・懇親会(任意、途中入退出可)

当日の様子

今回のセミナーには18名の方が参加され、当日キャンセルはなんとゼロ!全員が予定通り来場してくださいました。

開場後から開始までは30分ほどあったのですが、その間に早めに到着された方同士では自然と会話が始まっていました。開始の前に場はかなり温まっており、進行の立場としては「もしかして進行のための導入など要らないのでは?」と思うほどでした。

中には京都からお越しになり、お土産として八つ橋をご持参してくださった方も。その流れで、八つ橋をテーブルごとに分けるために紙皿や追加のお菓子を買ってきてくださった別の参加者の方も(お代は後でお返ししました)。お菓子の写真は残念ながら撮り忘れていましたが、残しておけばよかったと後悔するような心温まる場面でした。

開始後も当然のように各テーブルでの会話が続きます。オンラインイベントではある程度話題を設定する必要があると考えていましたが、今回は逆に「今の対話を止めるのが惜しい」と感じるほどでした。嬉しい誤算です。

テーブルごとの話題は多様で、今回は当事者テーブル2つと保護者テーブル1つに分かれました。当事者テーブルでは、「抑圧されてきた経験」で共感し合うグループと、「肯定されない経験もあったが、好奇心や行動力で自分を貫いてきた」という話で盛り上がったグループがあったと報告を受けています。これはどちらが良い悪いという話では決してなく、そのような毛色の全然異なる話題が一つの場で生まれて盛り上がったのだ…!ということに、今後のイベントで参考にできるものがあるように思います。保護者テーブルでは、学校や習い事、受け皿の作り方、伝え方といったテーマについて、普段は初対面では話さないようなことまで深く話し合われたとの感想が寄せられました。

懇親会も多くの方が残り、時には席を移動しながら、同じテーブルでさらに話題を深める場面も。解散時間になっても名残惜しそうな様子が見られました(もしかしたら、解散後や別日に二次会があったのかもしれない…そのような風に見えたのが印象的でした)。

おわりに

初めての対面イベントでしたが、どの方もとても生き生きと話していらしたのが印象的でした。個人的な話になりますが、私はこうした個人としての場に限らずこうしたイベントの準備をしたり、場を作ったりという機会が仕事でたびたびあります。そのたびに、やはり現地に赴くということや人と話す、という「直接何かに触れたり話したりする」ということの大きさや、そもそも場があるということが大切なのだということをひしひし感じます。

では、今回はここまで。お読みいただき、ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました