そもそもなんで髪なんて抜くの?退屈編

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はじめに

「なぜ髪を抜くのか」
という問いに対し、今回は、今までとは違う「退屈」という別の観点からお話をさせていただこうと思います。よろしければお付き合いくださいね。

自分をもてあます状態から脱したい!

さて、「退屈だから髪を抜く」なんて、なんだかピンときませんね。。
暇だ―、やることないなー、スマホいじるのにも飽きたなー、よし髪抜くか・・・いやいやいやそうはならんやろ、という感じですよね笑

髪に手が行く理由としての「退屈」は、上記のような退屈さとはちょっと毛色が違う気がします。
「興味を持てる対象が無い」「受動的になってしまっている」
という感覚でしょうか。要は、自分をもてあましています。
少し難しい話になってしまいますが、時間が余ってつまらないなという「暇」な状態に加え、例えば仕事や勉強などしていても「これってなんでやっているんだろう。。」「誰かにやらされている」と思っている時、フッと髪に手が行く自分がいます。

生まれつき興味の有無がはっきり出るタイプで(私がそうなのですが)、「面白!!!」と思うことがある反面「これのなにがいいんだ。おもんなさすぎて草も生えん」というものもまたハッキリ、という方ですと、どうしても「受け身」の尺は長くなるんだろうな~と思います。

あと、お子様で学校の授業退屈すぎてどうしたらいいかわからんぜ!という子も(まあこれもかつての私だったのですが)学校でこうなってしまうことあるでしょうね。個人的には公立の小学校の子で中学受験してるとかわりとこうなる可能性高いんじゃないかなぁと思います。その小学校の子の大半は中学受験するよ、という土地柄でしたらまた変わってくるのかもしれないですが。。

「能動的な状態」を自分で作る手段

逆に、同じことをしていても「面白いな」「やってやろうじゃん」「まぁ、やるしかないか」となどとなんだかんだ前向きに取り組めている時は机に向かうのみです。

さて、ここで私が前の「不安」で紹介した、髪を抜く行為が当事者にもたらしてくれるものを今一度お伝えさせていただきます。

「当たり」の毛を探るという明確な目標。
その為に自分の神経を研ぎ澄ます集中力。
自己完結した世界に身を置く安心感。

ご覧ください。見事なまでに能動的な心構えではありませんか。
そう。なんとかして「自分事」の時間を過ごしたい、もしくは「気持ちを剥ける先を探している」という気持ちが根底にあるのではないでしょうか。

また、これは私の肌感になるのですが、世の中には一定数、何か考え事をしないと気が済まないという頭をした人間がいます。まぁ私もこれなのですが。なにもせずぼーっとというのが下手、というか生来あまりリラクゼーションにつながらないんですね。休日も常に予定を埋めているタイプの人もいます。
こういう人は、外部からの刺激や考えるトピックがあると喜びます。
もし読者さんにこのような方がいらしたら、髪を抜く行為は「一人で手軽にできる脳トレ」のようなものだとお考えいただければわかりやすいかもしれません。

ちなみに、今回の文章を書くにあたり、「暇」「退屈」の概念にふれましたが、これは『暇と退屈の倫理学』という書籍の考え方に影響を受けたものです。
なかでも、何かをしているのになぜか退屈という「退屈の第二形式」という状態が髪を抜きたいと思わせる「退屈」としています。
説明すると長くなってしまうので割愛しますが、興味のある方は調べてみてください。とても面白い本です。

でも、代替手段はないのか

ここまでなんだか抜毛症はストレス解消であり、「退屈」「受動的」といったマイナスな状態から自分を解放してくれるもの、みたいな書き方をしてきました。

そうはいっても、髪は抜かないに越したことないです。それはそうです。

この記事の最後には「退屈だから髪を抜く」というマインドになった時の個人的な対処法をお伝えしようと思います。

結論以下二つです。
外に出て適当な店に入る
家事をする


私は現在一人暮らしなのですが、夜本当にやることがない、さりとて資格の勉強とかするのも・・・という気分の時は外に出るか家事をするかです。
夜遅すぎなければスーパーやドラッグストアに行きます。

なぜなら、いろいろな製品があるのでおのずと興味が自分の外に行くのです。特売品なんてあればめっけものですし、冷蔵庫の中のものと組み合わせて直近のレシピを考えるのは頭回す作業ですから。

家事をするという行為も、手軽なセルフケアです。皿洗いでも床掃除でもなんでもいいです。なにかをきれいにするというのは、自己肯定感にわりとダイレクトにつながります。
もちろん、夜なんで風呂入るのもめんどいという日もありますが。。

これらは私が一人暮らしの大人だからできることだというのは正直あります。
お子様の場合は、少しでも本人が「没頭」できるものが代替になると思います。ここで明確な答えをすることはできませんが、絵でもマイクラでも本当になんでもよいと思います。あ、あと「歩く」のは強いですね。シンプルイズベスト。

では、今回はここまでです。
読んでくださりありがとうございました!

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