私はギフテッド?~「ズレ」の棚卸し(1)~

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はじめに

久しぶりの投稿になりました。

今回から数回は抜毛症の話からはすこし離れ、私自身のこれまでの経験について改めて振り返ってみようと思います。

自己紹介はすでにしていますが、どちらかというと自身が「世の中とどうズレてきたか」を語っていきたいな、と思っています。

やはり社会人というのは自由がきく半面、周りと自分を比較したり業務で携わる中で、自分が浮き彫りになっていきます。自分って何だろう、と、この年になっても考えています。みんなといっしょだからいいという訳ではありませんが、「なんか違うんだよね」と思うことは、少なくありません。

今回は、そんな「なんか自分は浮いてるのでは」と思った出来事にフォーカスをしていきます。

この内容で書こうと思った経緯

いきなりなのですが、実を言いますと、私はMENSAの現役の会員です。WAIS-Ⅳを受け、2021年に入会をしています。

自己紹介の社会人編で「新たに人との交流が生まれた」と書いているのは、半分は旧twitter、もう半分はMENSAによるものです。

内部では会員同士でイベントやオフ会ができるのですが、その中で何か参加者に留まらず運営っぽいことをしてみたい!と思った結果、最近できた年少会員とその保護者のコミュニティに半分参加者・半分運営のような形で入ることができました。この文脈では、年少会員=イベント参加の際親の同伴が必要な中学生くらいまで、という意味合いでとらえてください。

MENSAの年少会員は、確実にWISCを受けています。自身のIQ値が無いと入会照明ができないからです。入会のできる一定のラインとなるIQを超えた人のうち、入会申請をして通った人が会員になるのです。ラインの値は厳密には分からないので断言はできないのですが、トータルで130以上くらいというのが一つの目安のようです。これは大人も同様です。

その場で出会う子供たちというのは、いわゆるギフテッドたち。一般的なイメージのように、漢字や数学、パズルなど特定の範囲に深い興味関心を持つ天才・・・かどうかは、個々人によります。共通しているのは、「ここに来るまでにWISCを受ける機会があった」というそれだけ。

そして、そんな彼らの親御さんとお話する機会もあります。学校との関わり、周囲との関わり、同学年のママ友と話す内容が違う気がする・・・といった、この場特有の話題がいくつもあります。

そんな中、当事者(時にその親御さん)を見て「なんか私と似てる」と思うことは、正直沢山あるのです。そして、保護者の方が求めているのが圧倒的に当事者に関わる人の語りであり、自身も育児について話す場です。

そんな中、関連書籍など読む中で、もう少し自分についてブログで書いてみようか、と思ったのです。

私自身は自分を天才だとは皆目思っていませんし、私が世間一般で言うところのギフテッドだよ!というとなるとだいぶ気恥ずかしいですが、ズレてきた自信だけはあるので、そのあたりを書いていければなと思います。

~小学生

自己紹介にもすでに記載のあるエピソードもありますが、箇条書きにしていきます。

人とちょっと違ったな、という箇所に★をつけています。

  • 学校では
    • ★学校の授業はつまらなかった(あるある)
      • 入学時は「やっと勉強できる!」と思ってた。
      • こんな内容の薄い時間何をしろというんだと思った
      • 界隈にはよくある話。界隈だけとも思わないけど。
    • ★親に授業が退屈な旨を伝えたが、思ってもどうにかなるものではない諦めろ、中学受験をする別の子が静かにしているのを見習え、と言われた
      • この点、中学受験が受け皿になっていたのだとは思う
    • 絵、ピアノ、勉強がウリ。
      • 落書きはすると注意されるがした方が勉強は頭に入ると今でもおもっている。
      • ★校内辞書引き大会と図書館のしおりイラスト描きで賞を取った時はさすが自分だと思った
    • 勉強できた、友達もいた、優等生扱いでフツーに楽しんでいた
      • 正直小学校は概して楽しかった。
    • スポーツの習い事枠で休日にやっていたフットベースはあまり得意ではなかったが、周りの優しさでどうにかなってた。
      • 何かを「競う」のはあまり好きでは無いとおもったのはこの頃
    • 本の虫だった
      • ★「はなはなみんみ物語」「シェーラ姫の冒険」といった長編を読破。
      • 偉人漫画はなぜか女性ものばかり読む
      • あまり絵本に興味はなかったが、「かいけつゾロリ」は好きだったし、おはスタも見ていた。
    • 受験嫌いの5.6年の担任とはバトったが、他の担任はけして嫌いではなかった
      • 担任は2年ごとに変わり、全員ベテラン女性教師枠だった
    • フツーに友達と遊んでた
      • お持たせのお菓子を持って行ったり、駄菓子を買ったり、DSのマリカをみんなとするために小6の受験近い頃も遊びに行っていたり・・・この辺りは普通の小学生してた
  • 勉強面
    • 小2から親との勉強をはじめた
    • ★本を読む時の集中力を買われたらしい(母親談)
    • 最初は公文のドリルからはじまり、気付いたら予習シリーズ(四谷大塚系列の参考書)を解いていた。ぬるっと中学受験にシフト。
      • 自分で決めた受験ではないが、成績が悪い時などは「塾に通わすぞ」と脅されていた
        • 今思うと理不尽な話だが、親の喜ぶ顔見たさと勉強自体の楽しさでもっていた
      • 星の動きや地理、歴史といった勉強内容への関心が生まれる。「何かを覚え、それが感覚と紐づくのは善いことだ」という
    • 親がチューハイを飲み怒鳴りながら理数系の科目を教えていたことに「これが私の役割なんだ」という溜飲の下げかたをしていた。
      • 後日「本当に嫌なら言えばよかったのに、変なところで素直だ」と言われる。
        • ★人の言葉を真に受けがちな傾向は今もある
      • 塾に行かずに合格はしたが、幼い子供の勉強面を塾にアウトソースする必要を学んだ
      • わからないと思った時はどんなに言われても頭に入らない、というのはあるある。
      • 国語と社会は一人でやってた
    • 歌いながら勉強していた。
      • ★歌と落書きと勉強はセットというスタンスも今とそう変わらない
  • 好きなもの
    • ポケモンにはまる。ルビサファ、DP世代。
    • 石鹸とか入浴剤のブランドのラッシュと紅茶のルピシアにハマる
      • ★家の近くのショッピングモールにあり、穴が開くほどカタログを見ていた
      • ★「フランキンセンスという香料は」だの「モンモリロナイトは」だの「スリランカの茶葉生産地は農園ごとに違いがあって」といったことを延々と考えていたが、同じ興味を持つ人が周りにおらずアウトプットの機会は無かった
        • 純粋に小学生の買い物としては高いことから、親からは「あんたも好きね~」というあまり歓迎されていないのが分かる反応を受けていた
      • バイト代が入るようになってからは香り物が好きということで無事にラッシュを買い、紅茶を買い、香水やお香を好む大人になった
      • 小4の時、たまたま親に借りた江國香織を読み感動。挿絵が無いことに興奮し、大人になった気がした
        • 児童小説にはあまり行かなかった。「大人向けに書かれたもの」というのが良かった

おわりに

小学生編は以上です。

一通り書いてみて、自身がギフテッドだったか?と聞かれると、

「らしい面もありつつ、フツーの小学生をしていた時もたくさんあった」

「中学受験では上には上がいたし、得手不得手はあったし・・・」

というのが正直な感想です。困りごとのそんなに無かった時期だったので自らを省みる機会が多かったわけでもないのですが、いまから思うとやはり周りに恵まれてはいたんだろうなと思います。。

とはいえ、一通り書き出すとやはり趣味の世界をもっと広げてあげれば、とか、親に逆らう思考回路が当時は全然なかったのだな(既存の環境を当たり前と思いがち)と思うところはあります。

趣味の世界は同年代との共通の話題になりづらいんですよね。正直、私はSNSを使うようになって趣味で人と繋がる機会がぐっと増えた人間なのですが、財力的な話もあり、やはり大人の方が構造的にどうしても有利だと思います。

この「ズレ」の棚卸は2の中学・高校編に続きます。

では、ここまで読んでくださりありがとうございました!

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